新年を迎えました｡今年も心のﾘﾋﾞﾝｸﾞを開いてくださり､ありがとうございます｡
年頭､新しい年に期待と目標を抱いて踏み出した方もおられることでしょう｡また､簡単には変化を期待できそうにない今の状況にあせりを覚えておられるという方もいらっしゃるのではないでしょうか｡
聖書の中に
｢私たちが神を愛したのではなく､神が私たちを愛し､私たちの罪のために､なだめの供え物としての御子を遣わされました｡ここに愛があるのです｡｣
ということばがあります｡
日本の習慣としてこの時期､多くの人々が神社や神棚に手を合わせ､この年の幸せを祈るということがありますが､聖書は､人が神さまを愛したのでなく､神さまの方が人を一方的に愛されたと語ります｡
それは､自分の思いや願いの実現としてしか神さまを意識できない私たちに､神のひとり子であるｷﾘｽﾄをこの世界に贈り､このお方が､なだめの供えものとなることによって､自己実現こそ最大の幸せとしか思えない私たちのうちに､相手を利用目的とせず､損得抜きに､純粋に思いやる喜びを与えるためなのです｡
そして､その始まりはいつも｢私たちが神を愛したのではなく､神が私たちを愛し～｣です｡相手の態度にかかわりなく､それが自分にとって何の得にもならないことを承知の上でなされる､このような愛は生まれつきの私たちにはないものでしょう｡
けれどもこの愛はそれを受け取り､味わい知った人々のうちに根付き､さらに伝わるためにもたらされたのです｡あなたをｷﾘｽﾄはいのちをかけて愛された｡それが十字架の真実です｡このことを信じて受け取るとき､私たちのうちに新しいいのち､生き方が始まってゆきます｡
もしかすると､今､あなたの人生は思い描き､願った通りではないかもしれません｡けれども､神さまあなたの願いを超えたところに備えられた道を用意しておられるのです｡
まだ見ぬこの一年の歩みに､まず私たちを一方的に愛しておられるお方の計画があることを期待なさることができますようにと祈り願ってやみません｡
わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ｡―主の御告げ｡―それはわざわいではなくて､平安を与える計画であり､あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ｡ 聖書
礼拝の様子は｢秋田教会礼拝｣で検索されると視聴できます｡
